スカル

がぁぁぁっぁ!!!!

アタランテ

スカル・・・
マジかよっ!

感無量

!?

俺

落ち着けみんな!
状況を把握するんだ!

ムナシャダ

オーク発見、ディフェンスに特価した防備をつけてる。

ゴーレム

ゔぁぁぁぁぁ!!!

キンダ

こっちにはゴーレムがいやがんぜ!
見た感じ中ボスってとこか!

俺

敵は三体か・・・

俺

予定通り、俺と武はスカルを、その他は手下の二体を、アタランテとよっきーはサポート攻撃と回復魔法を頼む!

了解!

俺らは一斉に飛び出してそれぞれの役割の場所に行く。

俺の敵は・・・

俺

スカルか・・・

このゲームの中で最高クラスの敵だと言われるモンスターのスカル。
圧倒的な攻撃力の高さと12本の脚で的確な動きをし、プレイヤーの目を翻弄する。
弱点があるとすれば骨の関節を狙い、動きを鈍らせている間にスキルと必殺技を兼ね合わせて、急所のコアを集中攻撃をすることだろう。

俺

楽勝だな・・・

俺はこのスカルに99回対戦し99連勝している、勿論、このアバターも100回目に作ったアバターだ。
スカルを倒した後は初期状態からゲームをやり直し、様々なジョブを極める、そして全ルートを通り100回目という切りのいい数字で終わらせる。
それが俺がこのゲームを買った時に決めたルール。

俺

武、スカルの脚の関節を狙え!

武

わかった!

接近型のプレイヤーの武、さらに俺がいれば関節を崩すなど朝飯前だ。

俺

よっきー!
氷魔法でスカルの足場を止めてくれ!

よっきー

りょーかい!

kokoa

・・・っ!?

キンダ

くそ、ゴーレムもなかなかに強いぜ!

俺

スカルよりあっちの方がきつそうだな・・・

オーク

ぷぎいいいいぃ!

ムナシャダ

くそっ!
なかなか体力が減らない・・・

俺

ムナシャダ!
双剣スキルを使え!
連続技がそいつには相性がいい!

ムナシャダ

なるほど、そういうことか!

武

よっしゃスカルの奴、動きが鈍くなったぜ!

俺

よし、必殺技をスカルのコアに集中攻撃だ!
アタランテは狙い必中スキル、よっきーは爆裂魔法で頼む!

アタランテ

待ってたぜ!

俺

一気に行くぞ!

キンダ

いやあ、まさか俺たちがスカルを倒せるなんてな~
もう怖いもんなしだぜ!

感無量

・・・

アタランテ

もうナンバーワンギルドじゃね?

ムナシャダ

ばか言え、スカルを倒す程のギルドなんて過去に結構いたさ。

そのほとんどは俺が参加していたギルドなんだがな。

kokoa

上には上がいるって言うことか・・・

よっきー

確かに!
ソロでスカルを倒したプレイヤーもいるっていう噂もきいたことあるし!

それも俺だな。

アタランテ

ソロ・・・
マジかよ!

キンダ

そういえば、スカルのドロップアイテムどうするんだ?
確かあれって超レア武器って聞くぜ?

ムナシャダ

エクスカリバー、RPGではよく最高クラスの武器にされることが多い代物だな、このゲーム内でも使用してるプレイヤーは見たことないな。

確かに、使ったことはあるが、使っているところを見たことはない。

感無量

!?

俺

武器家に売ってそれをメンバーで平等に配布するのはどうだ?

武

せっかくドロップしたんだ、売るなんてもったいなくないか?
俺はオーガが武器を使うのがいいと思う。

オーガとは俺のプレイヤーネームだ。

kokoa

確かにそうだな、今までもお世話になってきたが、今回もギルドリーダーとして、一番活躍してたしな。

俺

俺は剣用のスキルも持ってないし、なにせジョブは魔法使いだぞ?

ムナシャダ

なんだ?
暗黒のオーガにはやれないことはないと思っていたが?

暗黒のオーガとは俺のことだ、闇属性の魔法に特価した異例の接近型魔法使いの裏ルートで攻略していたら、他のプレイヤーからそう言われた、俺の異名だ。

俺

俺にだってできないことがあるさ。
それに・・・

武

それに?

俺

それに、このスカル戦で俺はこのゲームを辞めることを決めてるんだ、リアルの方で忙しくてな・・・

感無量

・・・

武

マジかよ・・・

俺

悪い、だからこの武器はもらえない。
売りたくないのなら武辺りに持たせるのがいいと思うが?

その後、俺はメンバーに別れをつげ現実に戻った。

これが現実だ・・・

俺

・・・

俺

このゲームも終わりか、なかなか楽しかったぜ・・・

火曜日の朝、8時。
丁度この時間帯に親は仕事へ向かう。
だから家には誰もいない。

俺

つまりこの家は俺の物だ!

ただその言葉を言いたかっただけだ。
例え、親がいなくても俺はこの部屋を出ないのだがら。

俺

とりあえず、夕食でも食べるか。

学校に通っているクズ共が学問に励んでいる間、俺は優雅にカップ麺を用意した。
勿論、部屋にポッドもカップ麺も用意してあるので部屋は出ていない。
そもそもそれに使う体力消費が勿体ない。

お湯を注ぎこみ、蓋して3分14秒。
この3分14秒とは俺が編み出した、黄金の時間帯。
俺のみぞ知る世界。

俺

・・・

俺

きた!

俺

問おう、貴様が私のカップ麺か?

勿論、帰って来ない言葉に1分程待ち、俺は麺が伸びた、程よくない硬さの麺をほうばった。

さあトイレに行こう。
リアルの俺の体力は3。
トイレに行くのには体力消費が1必要である。
つまり俺が部屋に戻るときは体力が1になっている。
太陽の光を浴びると100の体力消費が起こる。
厳しい世界なのだ。

トイレに行き、体力が1になった俺は寝ることによって体力を回復させることができるので寝ることにした。今日も規則正しく9時に寝た。

俺

15時か、完璧なる6時間睡眠よな~

俺

ん!?

パソコンに電源がついていた、消し忘れていたのかもしれない・・・

メールが来ていた、おそらく事前登録していた新作ゲームが開始されたのだろう。
そう思い、俺はURLを開いた。 

俺

なになに、「君は人生を変えたいか?」だって?
なかなか、出だしからこんでるな。

勿論、答えはイエスだ!

俺

な!!

眩しい光が俺を輝かせた!

俺

な、なんだこれは?

ピト

ぼくはピト。ここはゲームの世界さ。

俺はゲームの神だ、しかしこんなゲーム、初めてだ・・・

俺

ははは!!!
最高だよ!!!

俺

一体どんなゲームなんだ?

ピト

君が主人公になるためのゲームかな?

俺

俺が主人公?
俺がゲームの中で主人公になれなかったことはないのだよ。

ピト

君、ホントに自信家なんだね?
でもぼくが作ったゲームは難しいよ?

俺

ピト、君がなめすぎてるだけさ。
俺にクリアできなかったゲームなどない、もちろんこれからもだ。

ピト

まあ、いいや。
じゃあ、早速やろうか、君が主人公になるゲーム!

俺

いつでもいいぜ!

物語の幸せな始まり方

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