2025年4月13日(日)
09:16 PM
































茜

イライライライラ……。





茜

……どういう事なんだ?

くすのき園卒園者名簿原本

茜

正直、あっても施工業者の一覧ぐらいだと思っていたが……。

茜

まさか、
卒園者名簿の原本があって、
しかもそれを入手できるとは……。

茜

それに……































2025年4月13日(日)
05:20 PM





























優一

そうだ!
すみ……よし……さん、これ。

茜

ん?なんだ?

くすのき園卒園者名簿原本

優一

なんかの書類だよ。
これしかなかったから、
いっその事って思って取ってきちゃった。

茜

あ……うん。
ありがと。

茜

コイツ、見かけによらず大胆だな……。

くすのき園卒園者名簿原本

茜

おいおい、マジかよ……。





茜

こんなあっさり目的の品が手に入るとは……。







茜

ん?

茜

……ちょっと待て。
本当にこれしかなかったのか?

優一

ホントだよ。
ほら、写真も。

撮影した写真

茜

あー……。
たしかに、これだけだな……。
しっかし、スカスカの本棚だな。

優一

言われてみればそうだね。

優一

これだけしまい忘れちゃったんじゃ
ないかな?

































茜

……ってアイツは言ってたが……。

茜

あまりにあからさますぎる。

茜

まさかこれも
クシナダが用意した罠か?









茜

!!

茜さん、ちょっといいかしら?

茜

ヤバイ、とりあえず引き出しに隠そう。

茜

はい、どうぞ。

入るわよ。

茜

どうかされましたか、奥様。

いえね、昨日茜さんが
帰ってこられなかったから、
少し気になってね。

茜

す……すみません……奥様……。

昨日は
どちらかへ泊まられたの?

茜

……はい……。
クラスメートの家に
お邪魔になりました。

え?

茜

え?

そ、それは本当なの?

茜

は……はい。
まずかったでしょうか?

……良かった……。

茜

……と言いますと?

……。

茜さんがうちに来てから
もう一年が経つかしら……。

茜

……そうですね。

茜さんの口から
ご学友のお話を聞くなんて初めて。

茜

え……あ……
そうでしたでしょうか?

こんなに嬉しいことはないわ。

茜

……すみません。
ご心配をかけてしまって。

いいのよ。
見ず知らずの人に心を開けってのが
無理な話ですもの。

茜

そんな……。
この神田家にお世話になって以来、
迷惑をおかけしっぱなしで……。

神田夫人

迷惑だなんてとんでもない。

神田夫人

佐吉に続いて
二人目の子供ができたみたいで
わたしはとっても嬉しいのよ?

茜

……本当にありがとうございます。

神田夫人

もし茜さんがよければ、
私の旧姓『住吉』でなくて
『神田』の方を名乗ってもいいのよ?

茜

すみません、奥様。
その名を背負うには
私には重すぎます。

神田夫人

あら、ただの苗字よ。
そんなかしこまる必要は無いわ。

茜

そうかもしれません……。

茜

でも……。

茜

今の私には無理なんです。

神田夫人

……!




神田夫人




神田夫人

ごめんなさい、茜さん。
私の方こそ事を急きすぎたようね。

神田夫人

今の話は忘れてちょうだい。

茜

すみま……せん……。

神田夫人

今日はゆっくり休んで頂戴。
明日も学校があることだし。

神田夫人

また今度、
ご学友のお話を聞かせてね。

茜

……はい。

神田夫人

じゃ、おやすみなさい。

茜

おやすみなさいませ、奥様。














茜

……。













茜

……ごめんなさい。











茜

ごめんなさい、
奥様ぁあぁぁ……

































ごめんなさい、
奥様ぁあぁぁ……

神田夫人

……。







































2025年4月14日(月)
01:16 AM

























クックック……













甘い……甘いなァ。
ヴァニラ・キャンディ……。







秀でた身体能力にかまけすぎて
脇が甘すぎる。







まあいい。
たとえ歯ごたえがなくとも
ヴァニラ・キャンディを
お頭の前に引っ張り出し、
血をすべて抜く。








それが……



























それが俺の使命だ。






























親子

つづく