2025年4月15日(火)
06:50 AM



















* * *

某所にて

* * *




















ミシガン・ダイバー

……AI。

愛

お呼びですかね、マスター。

ミシガン・ダイバー

ヴァニラ・キャンディの
これまでのデータを送れ。

愛

かしこまりー

ヴァニラ・キャンディ

ミシガン・ダイバー

ん?

ヴァニラ・キャンディ

ヴァニラ・キャンディ








ミシガン・ダイバー

……。

ミシガン・ダイバー

AI。

愛

なんでっしゃろ。

ミシガン・ダイバー

なぜ画像にフィルタを掛ける?

愛

なーんか、安定しないんですぅ。
まるで、いくつも顔があるような感じでぇ。

ミシガン・ダイバー

……いくつも……顔がある?

ミシガン・ダイバー

……まさか、ブラボー・フェスティバルの仕業か?

ミシガン・ダイバー

だとしたら、アイツの独占欲にも困ったもんだ。

愛

さて、どうなんでしょう?

ミシガン・ダイバー

……何が言いたい?

愛

そもそもセンパイだって、
ヴァニシング・キャットですからー。

愛

正直、いろいろな意味で難しいんじゃないですかねぇ?

ミシガン・ダイバー

おい、AI。

愛

はいー?

ミシガン・ダイバー

ヴァニラ・キャンディは
回収してまだ使う。

ミシガン・ダイバー

ヤツのフタツナを
気軽に呼ぶな。

愛

……申し訳ありません。

ミシガン・ダイバー

ふん……まあいい。

ミシガン・ダイバー

名前は……ソエダ?
そんなヤツこの学校には
いなかったはずだが?

愛

……あれ?
昨日アップデートしたはずなのに。

愛

呼称も初期データから
更新されていません。

ミシガン・ダイバー

……そうか。
ならば新しく入手してこい。

ミシガン・ダイバー

サーフェイスの偽装が行われる以上、お前のスキャンだけが頼みだ。

愛

かしこまりー




































2025年4月15日(火)
08:12 AM







茜

くっそー……。

茜

なんでこんな事になってんだ?

学人

ほれ、しっかり持たんか、住吉。

茜

くっ……。
鍛えているとはいえ、
重量のあるものを長時間持つのはあまり得意じゃないんだよな……。

茜

HNW-03のテスト以来の力仕事だぜ。

優一

お、重いね、住吉さん……。
少し休みたいんじゃない?

茜

無駄口はいいから
ちゃきちゃき運べっつーの、
大林ィ!

優一

うん!
























ーー遡ること10分前。









* * *











茜

クシナダコーポレーションの名簿を狙うとして、だ。

茜

いくらなんでも3度目だ。
そう簡単に忍び込めるとは思えない。

茜

何かしらの穴を探し出すか……
あるいは……そもそもの視点を変えるか……。

優一

あ!住吉さんおはよう!

茜

だが、視点を変えるったって……どうすりゃいいんだ?

優一

ねぇねぇ、住吉さん黒板見た?

茜

クシナダの抑える別の施設だって、おそらく奴らの手が回っている。そんな程度じゃダメだ。

優一

大変なことになっちゃったね!

茜

あー!もー!
ごちゃごちゃウルサイぞ、大林ィ!

優一

ひっ……。
あの……その……黒板……

茜

黒板がなんだってぇ!?














 次の3名は
   とある罰として
    新しい教材を各クラスに運ぶ事

    ・学舎 学人
    ・大林 雄一
    ・住吉 茜

        体育教師 生田












茜

……げぇ。

学人

やるな、お前ら。
俺以外にも先生からの白羽の矢が立つとはな!

茜

おいおい、教師陣の頭はお花畑か?
若ハゲが殺られたのは昨日の事だぞ?

茜

フツーなら全校集会でもして
帰宅だろ?

茜

なのに、今日は授業をやるつもりなのか?理解に苦しむわ……。

優一

ねぇねぇ、住吉さん!
もしかして、昨日の侵入がバレてるんじゃない?

茜

バカヤロ!
静かにしやがれ!

学人

さて、いくら俺たちとはいえ、
さっさと運ばんと
授業が始まってしまうな。

学人

……よし。

学人

せっかくだから
競争でもして
相乗効果ですばやく終わらせるぞ!

茜

でた―!
マナビヤの無駄な競争!

優一

よぉし!
住吉さんにいいところ見せるために
負けないぞ!

茜

そして、大林の軽いノリ!

茜

……ん?

茜

大林、今なんて言った?

優一

あ……。

優一

な……なんでもないよ!

茜

コイツはあんなヤバイ目にあわされても、まだアタシにつきまとうつもりなのか……。










* * *

















愛

フンフンフフーンー♪

愛

んー……センパイは
どこの教室かなー……










\とぼとぼ/

露江

あー、今日も授業しんど。
so waste.

露江

このlow motibation を覆すような、なんか面白いネタ無いかなー。

露江

ん?










愛

キョロキョロ












露江

お、あれはこの前のバイトちゃん!
3年の教室でなにやってんのかなー。






愛

センパイセンパイ……っと。








露江

……センパイ……?

露江

ピーン!

露江

もしかして、年上の彼氏がいるのかな……ムフ。

露江

これは上級生として
先行きを見守るしかありませんね!
Let's go!










愛

ん?

優一

スタスタ……

茜

スタスタ……

学人

スタスタ……

愛

あ、見つけた!







露江

え!ウソ!?Oh my god!
マナビヤが彼氏!?

露江

まてよ、ゆーちゃんも
One chance あるな。






愛

センパーイ!

学人

む?

茜

げっ!アイツ!

優一

あ、杜若さん。

愛

皆さんお元気ですかー!

学人

お、新入生。何かようか?

愛

いやー、ちょっとセンパイに会いたくなっちゃって。

茜

キッ!

愛

ね、センパイ。

茜

くっそー、早くどこかへ行きやがれ。




露江

マジか!?really?
見つめ合う二人!
百合展開キタコレ!





優一

え、センパイって住吉さんの事?

愛

ピクッ

愛

Su-Mi-Yo-Shi...
alter object soeda rename to sumiyoshi;

愛

はい、そうです。

愛

センパイ、ここのクラスなんですねー!

学人

む?

学人

ちょっとまて、新入生。

茜

マナビヤ、放っておけ!
そいつに関わるとロクな事がない。

学人

……しかしだな。

愛

もう、センパイったらツレナイんだから!

茜

ウッ……。

愛

えへ。

茜

……くそっ……。
またコイツに遅れを取った。
予備動作がないから、全く読めない。

茜

コイツがマジで
命《タマ》を取りに来てたら
確実にやられてた。

愛

ちゅっ!

茜

幸い別の目的のようだが……。

優一

キャッ!

学人

な……何をしとるるるるんじゃ!
おなご同士で……・。





露江

Oh!住吉、モテモテだなぁ。





茜

おい、半端者。いい加減にしろよ。

愛

やだなー、センパイ、怒るとお肌が荒れますよ。

優一

ちょっといいかな、住吉さん。

茜

なんだ、大林ィ!
今取り込み中だ。

優一

住吉さん、まさかその子と……

優一

いちゃラブ……!?

優一

はわわ……

茜

ハァ?

茜

アフォ!
アタシにそんな趣味は無い!
だいたいアタシには心に決めた……

優一

……え?

学人

心にだと?

露江

……お?

茜

ハッ。

茜

……くそっ、あっちいけ!ガキ!

愛

は~い!
また遊びましょうね、
セ・ン・パ・イ!

















* * *





愛

ふん♪ふん♪ふふん♪

愛

んー?

愛

echo object.name;

愛

ソエダ。

愛

あっれー?

愛

また消えた。

愛

昨日よりも、明確に保存したはずなのにー。

愛

面倒くさいなー、Vanishing《消失》のチカラは。

愛

次はどうしよっかなー。
















* * *





優一

あー、やっと終わったね、住吉さん。

茜

くっそぅ。
無駄に腕に疲労が残ったじゃねぇか。この状態で接敵はしたくねぇ……。

学人

のう、住吉。

茜

ん?

学人

昨日も仲良くしてたみたいだが、
新入生とは知り合いか?

茜

知り合いも何もこの前一緒に……。

学人

この前?

茜

あっ……

茜

そうだ、大林以外は添田がアタシだってこと知らないんだ。

茜

えーっと……

茜

……この前……生田に呼び出されたところに、アイツも一緒にいたんだよ。

茜

まったく、なんでこの学校の体育教師は生田しかいないんだか。

学人

あぁ、なるほど、どおりで。
殴り合いでもして呼び出し食らったのか?

茜

なぜ殴り合いなんだよ?

学人

貴様らはふたりとも
血の匂いがプンプンするからなぁ。

茜

……!!
コイツ……。

茜

……まあ、そんなところだ。

学人

それがお前らの馴れ初めか。
血気盛んじゃの!
善きかな!

優一

馴れ……初め……?

優一

はわわ……。

茜

いい加減、マナビヤの勘違いに慣れろ!大林ィ!








茜

……ったく。

茜

それにしても……。

茜

……マナビヤ。侮れないな。

茜

コイツからはなるべく距離を置かねば。



































アタシは



アタシに関わろうとするヤツラから



距離を取る。





それは、



コイツらを



巻き込まないためでもあるのだから。
























二人の馴れ初め

つづく