ある雑誌に管理人はこう発言している。

「自由平等な世の中を創るためには
まず想像することが大切だ」と

隼

ほんとにそんなこと
言ったんですか?

いつもよりも静かなある街の一角にある
ごく普通の喫茶店である。

___表向きには

狐

言った気がするような

隼

珈琲を飲んでいる
場合じゃないです!!

仮面をそっと上にあげると
器用に珈琲を飲んだ。

珈琲のいい香りが煙に乗ってやってくる。

狐

だって客こねえもん

隼

・・・そうですね
昨日の今日ですからね

狐

昨日の今日ですからね、
じゃねえよ。俺の経営に
関わるんだよ!

隼

尚更です!
貴方がどうにかするしか
ないんですよ!!

自由平等な世の中を創るには
まず想像する事が大切
なんじゃないんですか!?

狐

・・・俺はそんなこと
言ってねえよ

隼

タチ悪いですねぇ。

狐

分かったよ

というと仮面を外し、いつもの顔に化けた。

狐は便利だ。
自分の好きなように化けることができるからだ。

隼がなぜ、擬人化しているのかは
また後に話すとしよう。

隼

あの、狐さん

狐

あ?

隼

この子どうするんですか?

狐

元はといえば
こいつのせいで・・・

隼

この子が悪いわけではありません
八つ当たりするのも
いい加減にしてください
あなたの責任です!

?

お姉ちゃんたち、
どこ行くの?

狐

お前に教えるもんじゃねえ

隼

良かったら
一緒に来ますか?

狐

何言ってんだよ

隼

小さい子を一人にするなんて
できませんから

それか一人で行かれます?

狐

ったく、足手纏いになるなよ

?

うん!

狐

しょうがねえなあ

隼

何だかんだで
楽しいんじゃないですか

狐

うっせーよ。