狐

鍵穴がないとなあ・・・

隼

誰よ、こんな
悪趣味な奴・・・

狐

元々防犯のつもり
だったんだろうな

狸

すーはー

狐

何してる?

狸

開け、ごま!!

狐

そんな当たり前のセリフ
で開くなんてありえないだろ

狸

やっぱりだめだよね・・・
うわ!!

諦めて壁にもたれかかった瞬間
勢いよくドアが開いた。

隼

すごい!開いちゃったよ!

狐

あの人らしいやり方だな

そのようなやり方なのですか。
やはりあなたたちを
選んで正しかったようだ

隼

あ、あなたは?

これはこれは。隼様
私たち鳥の中では有名なんですよ


管理人とつるむ無能な鳥だと。

隼

そうかもしれませんね

貴方にも何か考えが
あるのでしょう?本当は有能な
貴方ならこんな間違った判断
しないはずですよね?

隼

ハハッ、私は無能だよ。
何も企んでなんかないさ

おや、そしてこちらにも
しm((

狸

吹っ飛べ!!

何か鳥が言いかけた途端、
急に吹っ飛ぶ魔法をかけた。

何か隠したいことでもあったのか。
狐は一瞬だけ疑問に思ったが、
よくよく思い出してみれば
出会いは偶然ではなかった。
だからといって必然だったとも言えない。

少しは手加減をしてくださいよ

狸

なんで知ってる?

わたくし、情報屋ですので。

狸

随分と口の軽い情報屋なのね

私は忠告をしたのです。
貴方に正義など似合わない。

狸

そうね、分かってるわよ
自分でも。

そうですか。
自覚されているなら結構です。

狐

アリス様はどこにいる?

アリス?
ああ、もうとっくに
いなくなってるよ。

隼

なら、あんたに用はない
何を言われても動じない

そうですか。
何を言われてもですか?

何かを企んだかのように微笑み、
鳥は翼を揺らした。

またの機会で。

というと猛スピードで飛び立つ。

狸

お姉さん、大丈夫?

隼

ええ、大丈夫

狐

ごめんな、俺のせいで

狸

狐さんのせいじゃありません。
いたくているんですから。

狐

ありがとう。
じゃあ、アリス様を探しに行くか

隼

一旦、神様に会いに行かない?
その方が効率いいと思うし

狐

ああ、そうだな

神様がもうこの時には
誘拐されていることをまだ知る由もなかった